だけどこんなところで待っているよりは

書き忘れ防止用。タイトルは飽きたら変える予定です。

リーンスタートアップについてのメモ

メモ。あとで本家日記の方に移すかも。

リーンスタートアップは失敗しないための方法論ではない。というかリーンスタートアップは失敗する。むしろ従来型の起業よりもより多くの失敗をすることを推奨する。失敗による痛手を最小限にして成功につなげる、という方法論。

失敗にはコストがかかる。大きな失敗にはより大きなコストがかかる。金銭的にも時間的にも。そのため、早めに小さい失敗をすることで、失敗をたくさんできるようにする。

小さい失敗のための方法の例:そもそもプロダクトを作らない。一種のペーパープロトタイピングみたいに、機能だけを提供してみる(最初のうちなら内部はシステムではなく人力でもよい。この段階では手作業万歳だったりする)。


ではなぜ今リーンスタートアップなのか。たぶん計算機資源が安くなり、自動化のコストが下がったことが大きい、ような気がする。とりわけWeb系のサービスはあらゆるところで自動化が容易になった。Railsのようなテストも含めたフレームワークや、クラウドによるサーバそのものの仮想化の影響もある。要するに、サービスを作ったり修正したり、というサイクルを非常に高速に回せるようになった。

「小さい失敗をたくさんする」といっても、人力では限界がある。自動化できることが大切。「継続的デリバリー」という用語は『リーンスタートアップ』のなかでも引用されている。

それともうひとつ、リーンスタートアップが流行する原因はY Combinatorだと思う。要するに投資家の思惑もあるのではないか。少額投資の成功例を受けて、他の投資家も少額でやりたい、ということになれば、それを支援してくれる起業のスキームが強くなる。そこにリーンスタートアップがうまくフィットしたのではないか。もちろん、起業家にとっても無駄に金を使えることはないので、少額でもうまくやれる方法論があるのはありがたい。が、これは投資する側の方に強く当てはまるのかも。何にしても「リーンスタートアップだから少額でいいよね」みたいな投資家に思惑に安易に乗ってはいけないとおもわれる。